羊蹄山初冠雪2020

今年は暑い日も多く、夏が長く楽しめた年でもありました。秋が深まるよりも早く、羊蹄山には冬がやってきました。

ニセコエリアのアイコン的存在である、標高1898mの名峰、羊蹄山は、その姿形から、「蝦夷富士」とも言われます。その頂上に雪が降り積もると、冬の到来を知らせ、地元の人々も本格的な冬支度を意識し始めます。

昨年の羊蹄山初冠雪はとても早く、2019年9月19日には、町からもうっすらと白い雪が山頂付近に確認できました。その後、町に本格的に降り始めたのは11月中旬ごろでした。

羊蹄山にある山小屋では、昨日2020年10月5日に、降雪を観測し、事実上、初雪を発表しています。今朝は分厚い雲が山を覆い、なかなか姿を現しませんでしたが、午後の数分の雲の晴れ間から、頂上付近にうっすらと雪化粧を確認することができました。

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猫耳のようになっているサミット付近に、うっすらと白い雪化粧が目視できる(2020年10月6日午後2時38分ミッドタウンより)

羊蹄山の木々も、鮮やかなグリーンから徐々にオレンジや褐色へと変化が見え始めています。日の光が当たる箇所は美しく橙色が映えて、秋の装いを見せてくれています。あちこちで冬の到来を知らせる「雪虫」もふわふわと飛び始め、今年の本格的な冬の訪れもそう遠くないこと、移り変わる季節をしっかりと感じさせてくれています。

今年は町に本格的に雪が降り始めるのはいつになるでしょうか。タイヤをスタッドレスに、冬籠の準備や、雪かき道具の準備、冬服に冬靴。ここで生活をする人たちの慌ただしい季節はもうすぐそこです。通常とはまた違った景色が予想される今年の冬のニセコリゾートですが、最高の雪質はいつもと変わらず私たちを魅了してくれるはずです。

さあ、冬支度を始めましょう。

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