サイクリングツアーでニセコを一巡り

冬は白銀の世界のニセコですが、夏は緑が潤いあちこちで鳥のさえずりが聞こえるすがすがしい場所です。本州などの湿気の多い場所に比べて比較的ドライで過ごしやすい気候のため、よく避暑地としても訪れる人が多い人気の町です。そして大自然に囲まれたこの地は、もちろんアウトドア天国。夏のアクティビティには事欠かず、ラフティングやカヤック、SUPなどウオーターアクティビティをはじめ、ハイキングやトレッキングなど「山」が多いこの地の特性を活かしたアクティビティも人気です。

その姿がまるで富士山のよう、ということから蝦夷富士と名付けられた「羊蹄山」のふもとに広がる6町村（倶知安町、ニセコ町、真狩村、京極町、喜茂別町、留寿都村）をぐるりと一周ドライブするのもとても気持ちよくて人気のドライブコースです。（羊蹄山はその見る場所によって姿が違うのもおもしろいポイントなんですよ）

山に囲まれているこの地で夏トライしてほしいのがサイクリングです。ここ最近、多彩なサイクリングイベントがニセコで開催されており、サイクリストを見かけるのも珍しくなくなってきました。道がスムースできちんと舗装されているところが多く、適度なアップダウンがあり、美しい景色の中で楽しめ、国道を外れると車の通りも少ないことから自転車にはよく合った土地といえます。本気で走る人にも、全くの初心者にも適した場所だからです。

1日、車から自転車に乗り換えてもっと身近に自然を感じてみませんか。

自転車は苦手・・・・という方もご心配なく。その人に合ったコースや距離をカスタマイズできるのも、無理せず「楽しむ」サイクリングツアーの魅力です。

私（＝自転車は一応乗ることはできるけど、ママチャリで家から駅までの平坦な道を少し走るくらいの経験値）がこの度実際に体験してきました。コースは、ひらふ坂にあるリズムサイクルさんからスタートし、ニセコ町曽我→東山地区→アンヌプリ→もいわ→ニセコ大橋→ニセコ市街→ニセコビュープラザという約22kmをおよそ2時間半かけて（途中で休憩を挟みます）トライしてきました。

途中、初心者の私には自転車から降りて歩いてしまいたくなるほどの登り坂がありましたが、それを越えた後の下り坂の爽快感。林道ではキタキツネに遭遇したり、種まきが終わった後の美しい畑の間を縫って走ったり、うぐいすの鳴き声を聞きながら平坦な道を走ったり。まるで美術館のような外観の豪邸の前を通り過ぎ、隠れ家のようなカフェを発見し、地元の農家さんが売っている無人野菜売り場に目をやったり。

こんなニセコの魅力を実感できるのはきっと自転車だからこそ。平坦な道は仲間で話をしながら進み、苦しくなると無言で漕ぐ、そんな一体感もまた、楽しい。途中でコーヒーブレイク（スイーツも！）を挟んで無理なく走れるのがカスタムツアーのいいところ。

ファミリーやビギナーさんと参加の場合、アップダウンのない、川辺をのんびり走ったりすることも可能です。リズムサイクルさんでは、ヘルメットや自転車を借りてそのまま調節して繰り出すことができる便利さがあり、ツアーガイドさんもレベルに合わせて走行してくれるのでとても親切です。外国からのお客様にも対応しているので英語でのツアーも可能。

お天気のいい日、ちょっと乗ってみたいな、という方、この夏一度は体験してみてください。

余談ですが、日焼け止め、虫よけ、サングラスがあればいいと思います。

リズムサイクルズ

住所：北海道虻田郡倶知安町山田190-1

電話：0136-23-0164

お問い合わせ：[email protected]

www.nisekocycles.com/ja/