雪国ならではの冬の野菜「越冬野菜」をご存知ですか?

ひと冬眠って甘みをました越冬野菜が店頭に並んでいます!

雪解けが進む頃から収穫が始まる越冬野菜。その名の通り、雪の下や土の中、低温貯蔵庫で冬を越した野菜のことです。雪下野菜などとも呼ばれ、北海道では、キャベツ、大根、にんじん、じゃがいもなどの様々な種類の越冬野菜が作られています。

Carrots Under The Snow

なぜ冬に野菜を眠らせるようになったのでしょうか。

「越冬キャベツ」が有名な北海道和寒町では、偶然の出来事がきっかけだったと言われています。今から約40年前、豊作の為に市場価格が暴落し、出荷しきれず残ったキャベツを仕方なく畑に放置しました。やがて雪が解けて春を迎えた頃、まだ青々としているキャベツが畑に並んでいるのをみて、食べてみることに。その甘さに驚き、商品化しようと品種改良を重ね、甘くて美味しい越冬キャベツのブランド化に成功したのだそうです。偶然放置したことがきっかけだとは面白いですね。

甘みが増す理由は?

和寒町の話にもあったように、越冬野菜を食べるとまず、その甘さに驚きます。雪の下で眠らせることで、低温下でも耐えらるようにと、野菜に含まれているデンプンを糖に変えて糖分を増やしたり、栄養分を蓄えるようになることから甘みが増すと言われていてます。

ニセコエリアにはどんな越冬野菜があるの?

真狩村では「雪の下にんじん」が店頭に並び始めました。雪の下で越冬させたにんじんは、甘みが倍増し、特有の臭みや癖がとれ、にんじん嫌いなお子様も食べられると評判です。

北海道で大根の生産量日本一の留寿都村で作られるのは、「越冬大根」。甘さときめ細かさ、みずみずしさを増した大根は、サラダはもちろん、おでんやふろふき大根などで食べるのがおすすめですよ!

倶知安町の本間松蔵商店では、「雪室貯蔵」で540日間、つまり、ふた冬の間熟成させデンプンを糖化させた、甘みとコクのあるプレミアじゃがいも「五四〇(ゴーヨンマル)」が人気。プロの料理人の間でも話題で、道内はもちろん、東京のレストランでも使われています。

この他にも様々な地域で越冬野菜は作られています。雪国ならではの美味しさが詰まった「越冬野菜」。見かけた際はぜひ食べて甘さを楽しんでくださいね!

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暖かい日が増えてきました。春はもうそこまでやってきています。
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