世界的バイオリニスト率いるオーストラリア室内管弦楽団員演奏とMOUNTAIN上映会

記憶に残る夜:スノーリゾートニセコにて、本格オーケストラ音楽とドキュメンタリー映画のコラボレーションに人々は酔いしれました

先週18日木曜日、ここ、スキー客でにぎわうスノーリゾートニセコには、稀に見る本格的なオーケストラ演奏と映画「MOUNTAIN」特別上映会とのコラボレーションが楽しめる、素敵な夜がありました。

聴きに来られたオーディエンスは、世界的に有名なヴァイオリニスト、リチャード・トーネッティ氏率いるオーストラリア室内管弦楽団員によるパフォーマンスに酔いしれ、上映会では英国アカデミー賞候補の映画監督、ジェニファー・ピードム氏を讃えました。同監督の作品MOUNTAINのサウンドトラックは、オーストラリア室内管弦楽団(以下ACO)が演奏しており、その壮大な映像と相まって見事に美しい作品となっています。

この日、場所はグランヒラフのマウンテンセンターにあるタンタアンを会場とし、地元のキッズジャズバンド、Mt ようていジュニアジャズ(6歳~15歳のジャズプレイヤーたち)によるパフォーマンスで幕を開けました。

彼らのジャズに対する熱意は、その素晴らしい演奏と、各々のソロパートから容易に感じられました。また、誰もが知るヒットチューン、「テキーラ」はオーディエンスに一番受けが良く、多くの拍手と笑顔に包まれました。

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会場が盛り上がり、世界的に名を馳せるヴァイオリニスト、トーネッティ氏率いるACOメンバーの演奏が始まります。

トーネッティ氏率いるACOメンバーによるクラシック演奏の数々は、チャイコフスキーをはじめ、今回の映画のサウンドトラックからの楽曲も多く披露されました。特にアンサンブルは時に明るく、時には影を落とす彩のある演奏で、聴く人々の感情を揺さぶりました。

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同楽団のチェリストでもあるジュリアン・トンプソン氏は、以前、エクスペリエンスニセコのインタビューに答えてくれています。

昨年の大成功を収めた1月の公演後、今年もこのニセコを公演の場として再度選んでくれたトーネッティ氏に、地元の音楽愛好家だけでなく、雪を楽しみに来られた世界中のお客様も楽しまれたと思います。

この特別な夜は、トーネッティ氏と同映画監督ピードム氏による挨拶、及びMOUNTAINの特別上映により幕を閉じました。

MOUNTAINは、山にかける情熱が込められたドキュメンタリー映画です。今も昔も人々は山に魅了され続けてきました。美しくもあり、時には恐ろしくもある場所。羊蹄山を含む世界の様々な山のシーンやニセコでの撮影シーンも収められています。

同公演は、同じ週に第2公演として、オーチャーズニセコでも演奏されました。

まさかニセコでこんな本格的な音楽体験ができるなんて・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でもニセコの魅力はゲレンデでの楽しみだけでなく、このような多彩なイベントやお祭りがあちこちで繰り広げられていることでもあるんです。ニセコにお越しの前に、ぜひ、イベントページをチェックしてください。

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