ニセコ近隣で漁れる旬の魚

冬から春にかけて、今が旬の魚3種をご紹介します。

ニセコと言えば ”山” というイメージが強いと思いますが、実は海にも近いことはご存知ですか?車で30分程も走れば日本海です。同じ後志管内には、小樽・余市・積丹・寿都など、海産物が有名な町がたくさんあります。ニセコ近隣で漁れる魚の中から、旬な魚をご紹介します!

マダラ・スケトウダラ

Madara

冬の11月〜2月にかけて旬なのが鱈です。北海道は特にマダラ(真鱈)とスケトウダラ(介党鱈)の2種が多く漁れます。

柔らかく脂肪の少ないマダラは、冬にぴったりなタラちり鍋で食べるのがおススメ。道の駅みなとま〜れ寿都では、マダラをソテーして、お蕎麦にトッピングした「鱈の梅だれそば(750円)」が冬限定メニューで食べられますよ!

また、12月から春にかけてが産卵期のため、白子も美味しく召し上がれます。マダラの白子は北海道では「たち」と呼ばれ、生のままポン酢で食べる「たちポン」や衣をつけて天ぷらにする「たち天」にして食べると、濃厚でクリーミーな味が楽しめます。

一方スケトウダラは、マダラよりも少し小さく、加工品に使われることが多い魚です。すり身にした「蒲鉾」を食べるなら、岩内の老舗カネタ吉田蒲鉾店へ。後志エリアの食材を使った蒲鉾が種類豊富に揃っています。岩内はスケトウダラの卵を使った「たらこ」も特産品として有名です。

サクラマス

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これから春にかけて旬を迎えるのがサクラマス(桜鱒)。サケ科の魚で、鮭と同様に川へ遡上して産卵をします。桜が咲く頃に遡上すること、もしくは身がまるで桜のように鮮やかなピンク色であることから「サクラマス」と呼ばれるようになったとか。

ふんわりとした身で脂がのっていながらあっさりと食べやすく、新鮮なものはお刺身、またソテーやムニエル、フライなど様々な調理法で美味しく食べることができます。春先の旬の時期は、ニセコエリアのホテルやレストランで、期間限定のメニューとして食べられるチャンスがあるかも!

ニシン

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春の季語にもなっているニシン(鰊)は、3月下旬〜6月くらいまでが旬と言われています。小樽ににしん御殿があるように、最盛期には北海道沿岸で100万トン近くのニシンの漁獲量があったと言われていて、今でも北海道の捕獲量は1位を誇ります。DHAやビタミン類を豊富に含んでいて、栄養価が高い魚です。

生のまま使うなら塩焼きや煮付けに、干物にした身欠きニシンは、甘露煮にして上にのせた「鰊そば」や、おせちの定番メニュー「昆布巻き」などが有名です。卵は”黄色いダイヤ”とも呼ばれる数の子。お正月には高級品として食卓を飾ります。また、様々な加工品に使われることも多く、にしん小樽漬けもその一つです。

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雪解けが進むと、山菜の季節がやってきます。
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