支笏湖氷濤まつりが今年も大盛況!巨大な氷のオブジェがお出迎え

支笏湖氷濤まつり2017は巨大な氷の塔、氷の回廊、氷の水族館…昼は澄んだ青に輝き、夜はさまざまな色でライトアップされ幻想的な絶景を作り出します。

支笏湖 全体

1月27日~2月19日の期間に開催されている「第39回千歳・支笏湖氷濤まつり2017」。新千歳空港から西へ車で1時間弱走った場所に位置している支笏湖は、濁りが少なく透明度が高い湖で、2002年には透明度30.7メートルの記録を保持しており、日本政府の「湖沼水質ランキング」では2007年から2014年まで8年の間全国1位となるほどの澄んだ湖水が特徴です。この透明度の高い水を凍らせて作られる氷のオブジェは不純物が少なく、青い光を通しやすい性質があります。そのため、太陽の光が当たるお昼の時間帯には青く輝き、夜には様々な色でライトアップされ幻想的な世界を作り出します。

会場である支笏湖温泉の周りには食事が楽しめるお店が軒を連ねていて、こちらで食事をしてから氷濤まつりを楽しむことができます。この辺りは夕飯時になると観光客で賑わい、日本からの観光客のみならず、海外からの観光客も多く見受けられます。支笏湖の駐車場はこの期間のみ無料で開放されますが、もちろん夕飯時には非常に混雑しますので、駐車スポットを見つけるにもひと苦労です。できるなら早い時間に来るか、遅めの時間に来ると観光客も少なく、すいていて過ごしやすいかもしれません。

支笏湖 入り口

支笏湖氷濤まつり入り口

こちらが支笏湖氷濤まつりの入り口。我々が訪れた際は風がなく、気温も-5度と比較的過ごしやすい日でした。基本的に入場料は無料ですが、入り口であるこのトンネルの中では寄付金を集めています。この氷のトンネルをくぐり抜けると様々な色に照らせれた氷のオブジェクトが出迎えてくれました。

支笏湖 苔の洞門

苔の洞門

このまつりの中でもっとも古くからあるのが「苔の洞門」。こちらは、苔を模して使われている松の木に湖水を吹きかけて作られたものです。氷の透明度が高く松がはっきりと見え、洞門に入っていくと木の匂いも感じることができ、大自然の中にいるようなリラックスした気分になれます。昼夜通して緑にライトアップされ、幻想的な通り道になっており、特にカップルに人気の場所となっています。

支笏湖 水族館

氷の水族館

こちらは「氷の水族館」。透明な氷の水槽の中に魚が埋め込まれていて、その姿は今にも動き出しそう。

こちらの魚は支笏湖でよく捕獲される「ヒメマス(姫ます)」。湖畔ではホテルや食堂で、新鮮なヒメマスの寿司や姿焼きがいただけます。また、魚が入れられ水槽として用いられている氷は、空気が入って白く濁らないように特殊な技術を駆使して制作されています。長年の氷濤まつりで培われた技術が集約されているのが分かりますね。

支笏湖 氷の回廊

天空回廊

この「天空回廊」はまさに氷の回廊。高さはおよそ15メートル。最上階からは会場全体を見渡すことができます。

「天空回廊」の最上階から見下ろすとすぐ下にはチャイルドリンクがあって、子どもたちがヘルメットをかぶってツルツルな氷の上を歩きまわるなど、楽しんでいる様子が伺えました。また、チャイルドリンクの逆側に見えたのは「支笏湖ブルーの池」。美瑛町の「青い池」を模して制作されたこちらの池は、本物さながらの美しさ。多くの方が写真撮影に足を止めていました。

支笏湖 チャイルドリンク

チャイルドリンク

支笏湖 ブルーの池

支笏湖ブルーの池

その他にも美しいオブジェ、氷の滑り台などの子供も楽しめるアトラクションが多数制作されていました。また、我々は残念ながら見ることはできなかったのですが、期間中であれば毎週末の土曜と日曜両日の午後6時30分より支笏湖の空を彩る花火が打ち上げられます。それ以外にも土曜日・日曜日に様々なイベントが開催されています。是非チェックしてみてください。氷濤まつりを楽しんだあとは会場近くにある日帰り入浴可能な支笏湖エリアの温泉で体を温められれば最高ですね!

<第39回千歳・支笏湖氷濤まつり2017>

日時:1月27日~2月19日
ホームページ:第39回千歳・支笏湖氷濤まつり2017
イベントスケジュール:イベント詳細 (PDF)

場所:北海道千歳市支笏湖温泉

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