空が茜色に染まる絶景スポット

マジックアワーで空が美しく色付く、後志エリアの絶景夕日スポットをご紹介します

後志エリアの特に日本海側では、その水平線に沈む夕日の美しさでも知られており、絶景スポットも数多く点在します。

蘭越町

蘭越町にある、みなとのビーチは、サーファーが波を求めて出向くサーフィンスポットでもあり、ニセコエリアを流れる清流、尻別川が海に合流する場所でもあります。近くには、蘭越貝の館や、道の駅シェルプラザ・港もあり、お昼から夕日が沈むまで楽しめる場所です。さらさらの砂のビーチになっており、若者がその叙情的な光景の一瞬を見逃さないよう、まるで一日の終わりを見届けるかのように、水平線に沈む太陽を眺めたり、流木を拾ったりして思い思いの時間を過ごしているのを見かけます。考え事をするにも良いスポットです。

蘭越町みなと

余市町

余市町の海岸沿いの脇道から見る夕日は、テトラポットのシルエットと水面の桃色がはっきりとしたコントラストを生み、空全体が茜色に染まる岩内や神恵内とはまた違った景観を生み出します。ビーチがあるモイレ海水浴場は、夏場はお子様連れでにぎわいます。

余市の海岸線

泊村

泊村から見る、雲間からの光のカーテンが海に差し込む神々しさ、荒れた日本海の高波に沈みゆく太陽は、どこか寂しさと壮大さが同居していて、新しいことにチャレンジしたいとき、誰かに背中を押してもらいたいとき、トンと一歩踏み出す勇気をくれるような、そんな景色が待っています。雷電国道229号線沿いは、海岸に面しているので、ドライブしながら夕日を楽しめます。

泊村夕暮れ

神恵内村

水平線に沈む美しい夕陽に定評がある神恵内村。雄大な日本海を一望でき、辺りの山々を紅く染め上げ、その迫りくるような壮大な夕陽は見る人の心を浄化してくれるようです。夕陽が水平線から姿を消した後、闇に包まれる前の深く、透明感のある夕暮れの青も美しく、時がたつのを忘れてしまうほど。神恵内村内、近くには行列のできる鮨処、勝栄鮨もありますよ。

季節を問わずに眺められる夕日はその表情も毎日違います。まだまだ隠れた夕日絶景スポットは存在します。お気に入りの夕日スポットを見つけるのもニセコエリアの夏のドライブの醍醐味。

かつて中大兄皇子の詠んだ、

「わたつみの豊旗雲に入日射し今夜の月夜さやけかりけり」

絶景を眺めていると、大自然の神々に言霊を祈り捧げた歌も、なんだか抵抗なくすっと入ってくる気がします。今も昔も変わらない一日の終わりとともに、ご自身の世界に浸ってみてください。

※豊旗雲とは旗がなびいているように空にかかる美しい雲のこと